Windows 11 タスクバーのプレビューサムネイルのサイズを変更する

投稿者: | 2022年3月10日

画面の下部に表示されるWindowsタスクバーには、デフォルトでは、アプリの検索、作業中のアプリのアイコンが表示されます。また、通知領域には、日付と時刻、システムアイコン、およびバックグラウンドで実行されているアイテムが確認できます。

目 次

タスクバーのサムネイル

▼ タスクバーには現在実行中のアプリケーションのアイコンを表示することができ、そのアイコンにマウスカーソルを合わせると、そのアイテムの開いているウィンドウのサムネイルプレビューが表示されます。

Windows 11 タスクバーのプレビューサムネイルのサイズを変更する

ユーザーが使用しているディスプレイの解像度やサイズによって、サムネイルプレビューが大きくまたは小さく見えることがあります。ご使用の環境に合わせてサムネイルのサイズを変更したい場合は、レジストリエディタアプリで変更できます。

このチュートリアルでは、 Windowsタスクバーのサムネイルのサイズを変更する方法を紹介します。Windows 11でタスクバーのプレビューウィンドウのサイズを変更するには、レジストリエディタを使用します。そのため、作業前に必ずレジストリのバックアップをお勧めします。

レジストリエディターでタスクバーアイコンのサイズを調整する

▼ 以下のように、 Windows + Rキーを押し、ファイル名を指定して実行を開きます。テキストボックスに1regeditと入力し、2OKボタンをクリックします。

Windows 11 その他のオプションを表示 コンテキストメニューをWindows 10の仕様に戻す

▼ レジストリエディタの実行を許可するかについてのユーザーアカウント制御(UAC)画面が表示されます。1はいボタンをクリックします。

Windows11のサインイン時にPINのリセットを有効または無効にする

▼ レジストリエディタが起動したら、以下のキーまで移動します。万が一の場合に備えて、レジストリを変更する前にバックアップを必ず行うことをお勧めします。

コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Taskband

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

新しい値を作成する

▼ Taskbandキーを選択したまま、1右側のウィンドウの空白領域を右クリックし、2新規(N) > DWORD(32 ビット)値(D)をクリックして新しい値を作成します。

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

▼ 1新しい値#1の名前を、2MinThumbSizePxに書き換えます。《MinThumbSizePx》値はサムネイルの下限サイズを表します。

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

▼ 上記と同じ方法で、1MaxThumbSizePx値を作ります。《MaxThumbSizePx》値はサムネイルの上限サイズを表します。

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

サムネイルのサイズを設定する

▼ まず、サムネイルの下限サイズを決めてみます。サムネイルの最小限に表示させたい大きさです。1MinThumbSizePxをダブルクリックします。DWORD(32ビット)値の編集画面にて、単位は210進数を選び、値のデータに適当に3数字を入力したら4OKボタンをクリックします。

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

結果を確認する

上記の設定を反映させるためには、以下のFile Explorerプロセスを再起動するか、アカウントをサインアウトして再度サインインするか、PCを再起動して適用します。

▼ まず、Windowsファイルエクスプローラを開いた後に、ショートカット Windows + X キーを押して、1タスクマネージャーを起動します。

Windows 11でファイルエクスプローラーのコマンドバーを無効にしてリボンに戻す

▼ 次に、プロセスタブにてWindowsエクスプローラ上で1マウス右クリックし 2再起動をクリックするか3再起動ボタンをクリックします。一瞬、PCが更新されます。

Windows 11 レジストリエディターでバックグラウンドアプリを完全に無効にする

▼ 結果、現在作業中のアプリ(Google Chrome)を、タスクバーのアイコンにマウスポインターを合わせますと、上記で入力した値のデータのサイズで表示されます。

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

MinThumbSizePx(最小サイズ)がMaxThumbSizePx(最大サイズ)より優先される

▼ 今度は、1MinThumbSizePx(最小サイズ)の値が250の状態で、2MaxThumbSizePx(最大サイズ)をダブルクリックして値を設定してみます。DWORD(32ビット)値の編集画面にて、単位は310進数を選び、値のデータに適当に3数字(500)を入力したら4OKボタンをクリックします。

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

▼ 結果、アプリのサムネイルは最小サイズが250、最大サイズが500の大きいサムネイルで表示されます。

Windows 11でタスクバーのアイコンサイズを調整する方法

▼ 1《MinThumbSizePx》(最小サイズ)の値が0、《MaxThumbSizePx》(最大サイズ)の値が100の場合、以下の小さいサムネイルで表示されます。

Windows 11 タスクバーのプレビューサムネイルのサイズを変更する

▼ MaxThumbSizePx(最大サイズ)の値がMinThumbSizePx(最小サイズ)の値より小さい場合、MinThumbSizePxの値が優先されます。例えば、MinThumbSizePxの値が250であり、MaxThumbSizePxの値が50である場合、サムネイルの表示サイズは250となります。

Windows 11 タスクバーのプレビューサムネイルのサイズを変更する

MinThumbSizePx(最小サイズ)の値を《0》にして、MaxThumbSizePx(最大サイズ)の値を変更する方法でサイズを調整するのがいいと思われます。

大きさを無限大にすることはできません。値のデータに有効な値は200~500です。500より大きい値を入力してもサイズはそれ以上大きくなりません。

規定のサムネイルのサイズに戻す

▼ デフォルトのサムネイルのサイズに戻したい場合は、以下のように、1MinThumbSizePx(最小サイズ)を選択し、Deleteキーを押して削除します。2はいをクリックします。同じくMaxThumbSizePxも削除します。

両方削除した後に、上記のようにタスクマネージャーにてファイルエクスプローラーを再起動してシステムを更新したら、既定のサムネイルのサイズに戻ります。

Windows 11 タスクバーのプレビューサムネイルのサイズを変更する

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