マルチブートのためにハードディスク(HDD)を複数のパーティションに分割すると、例えば、Windows7/Windows8/Windows10など3つに分けた場合、Windowsエクスプローラを開いてみると、今アクセス中のシステム領域(Cドライブ)はもちろん、他のOSなどもそのまま表示されているので、間違って違うOSのドライブをいじたりする可能性があります。
スポンサーリンク
家族で1台のPCを共有している場合、見られたくないデータなどが入っているドライブがあった場合など、何かの理由で、Windowsの特定のドライブのみを非表示にし、他のドライブは通常通りに使用したい場合があります。このように共用のパソコンで触られたくない特定のドライブを非表示にします。
この場合、表から見えないようにすることで、気楽にパソコンが使える環境作りができます。これにはグループポリシーオエディター(gpedit.msc)、Windowsレジストリ(Registry)とコマンド・プロンプト(Command Prompt)など3つの方法を使用して、ハードディスクドライブを非表示にできます。
下図のWindowsエクスプローラでは3つのドライブがあります。3つのうち、1つを表から見えないように設定してみます。
Windowsのグループポリシーエディターは、「指定したドライブを [マイコンピューター]内で非表示にする」オプションで特定のドライブを非表示にする、またはアクセスを制限することができます。
まず、[スタート]ボタンを押してWindows検索ボックスにて「gpedit.msc」と入力し、起動します。ちなみに、グループポリシーエディターはWindowsのProfessionalバージョンから基本搭載されています。Windows Homeバージョンの場合は、別途インストールする必要があります。詳細な設定はごちらで確認できます。
「ローカルグループポリシーエディター」ウィンドウが表示されましたら、次の順に設定場所までたどり着きます。
「ユーザーの構成」>「管理用テンプレート」>「Windows コンポーネント」>「エクスプローラー」順にクリックします。次に、右側の「指定したドライブを [マイ コンピューター]内で非表示にする」をダブルクリックします。
「指定したドライブを[マイ コンピューター]内で非表示にする」のプロパティ画面にて、まず「有効」項目を選択します。次に、下にある「オプション」にて「矢印」をクリックし、対象ドライブに対する制限を指定します。
ドロップダウンボックスで該当するオプションから1つを選択します。
「A、B、C および D ドライブのみを制限する」
「A、B および C ドライブのみを制限する」
「A および B ドライブのみを制限する」
「すべてのドライブを制限する」
「C ドライブのみを制限する」
「D ドライブのみを制限する」⇒ 今回「Dドライブ」を非表示にするのでこちらへ選択しました。
「ドライブを制限しない」⇒ 全てのドライブを表示するには、上記のポリシーを「無効」にするか、こちらの[ドライブを制限しない] オプションを選択します。
選択したら、「OK」ボタンをクリックします。
結果、下図のように、「Dドライブ」が表から見えなくなりました。解除するには「有効」から「未構成」に変更すれば元に戻ります。
しかしこのポリシーでは、今は使わないだろと思う不要なフロッピーディスクドライブや、指定できるドライブ数に限りがあり限界があります。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Category
Windows Keyword Category
BILLION WALLET Copyright©All rights reserved