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Windows 10 ユーザープロファイル(User Profile)を削除して初期状態に再作成する

Windows OSではユーザーアカウントを作りますと、ユーザープロファイルというものが一緒に作成されます。ユーザープロファイルとは特定のユーザーに関する情報がまとまってっているものです。

ユーザープロファイルは、最初にサインインした際に作成され、以下のように、ユーザーが作成・編集・保存したファイルやフォルダーがアドレス帳、お気に入り、ドキュメント、ピクチャ、ミュージックなどのユーザーデータが保存されます。

またユーザーのデスクトップや個人設定、レジストリの設定、OSやアプリケーションソフトの設定情報が保存されます。1台のパソコンに複数のユーザーアカウントがある場合、ユーザーアカウントごとに個別のプロファイルを持っています。

ユーザープロファイルの格納場所を確認する

ユーザープロファイルの格納場所は、デフォルトではC:\Usersのサブフォルダーとして保存されています。複数のアカウントを利用しているパソコンの場合は、管理者や標準ユーザーのアカウントが混在しています。

このユーザーフォルダーはユーザー作成時のアカウントに合わせて自動的に作成されます。ユーザーがサインイン時にアカウントやパスワードの一致を確認の上、サインインができるわけです。

例えば、ユーザーアカウント名が保存されているレジストリ情報や以下のユーザーフォルダー名など相違する場合は、システム不具合が発生して、最悪サインインができないことがあります。なので、ユーザーフォルダー名を勝手に変えたり削除したりしていけません。

Windowsエクスプローラーを起動して、以下のパス(path)までたどり着きます。1C:\Users(ユーザー)をクリックします。

2ユーザーアカウントごとのユーザーフォルダ名があります。

3表示されているパス(path)は WIN10_JPN(C:) > ユーザー=C:\Usersです。

▼　以下のように、WIN10_JPN(C:) > ユーザーの隣の空いているスペースをマウスでクリックしますと、以下のように格納場所の本パス(Path)が表示されます。

他に確認する方法は

その他の確認方法としては、以下の環境変数を使えば、ローカルユーザープロファイルが上記と同様にプロファイルが表示されます。

▼　まず、以下のように、 Windows + Rキーを押し、ファイル名を指定して実行を開きます。[名前：]のテキストボックスに1%userprofile%と入力し、2OKボタンをクリックします。

▼　ここで表示されるアカウント名は1Microsoftアカウントです。上記のC:\Usersの場合はローカルアカウントで表示されています。

ローカルアカウントとMicrosoftアカウントでのログインの違い

ユーザープロファイルを削除する

▼　不要なユーザープロファイルの削除はユーザープロファイルの管理画面で行います。 Windows + Xキーを押して、1システムをクリックします。

▼　更にシステム情報をクリックしますと、以下のシステム画面が表示されます。左側のメニューから1システムの詳細設定をクリックします。

▼　システムのプロパティ 画面が表示されます。1詳細設定タブにて、ユーザープロファイルの2設定ボタンをクリックします。

▼　ユーザープロファイルウィンドウが開きます。このコンピューターに格納されているプロファイルの一覧にから削除したいプロファイルを選択します。

1削除したいユーザープロファイルを選択します。現在サインインしているユーザープロファイルは削除できません。別の管理者アカウントでログインしてから削除を行います。

3削除ボタンをクリックします。

2既定のプロファイル：ユーザーがサインインする際に、デフォルトとなるユーザープロファイルとしてこのプロファイルが適用されます。これは削除できません。

▼　削除ボタンをクリックしますと、削除の確認ウィンドウが表示されます。1はいボタンをクリックしますと、ユーザープロファイルの削除が行われます。

ユーザープロファイルの格納場所から削除の有無を確認する

▼　以下のように、対象のユーザープロファイルが削除されています。

ユーザープロファイル情報が入っているレジストリをみると、上記で削除したユーザープロファイルが見当たりませんので、以下のレジストリでも削除されていることがわかります。

▼　レジストリエディターにて、以下のキーパス(path)までたどり着きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList

▼　以下のユーザーフォルダー名のリストからも削除されていることが確認できます。

しかし、ユーザーアカウントは生きている...

▼　ユーザープロファイルが削除されても、以下のように、ユーザーアカウントは削除されていません。

▼　スタートメニューにも、ユーザーアカウントはそのまま存在します。

ユーザープロファイルを再作成する~パソコンを再起動する

▼　パソコンを再起動し、上記でユーザープロファイルを削除されたユーザーアカウントでサインインしてみますと、以下のように、新しいユーザーアカウントを作成しサインインする時と同様の初期画面が表示されます。

▼　これで削除されたユーザープロファイルが初期状態で再作成・復活します。

ユーザーアカウント及びユーザープロファイルを一緒に削除したい場合は、Windowsの設定 > アカウント > 家族とその他のユーザー画面にて、以下のように、1削除ボタンをクリックしますと、ユーザーアカウントと共に関連するユーザープロファイルも同時に削除されます。

ローカルユーザーアカウント(Local User Account)を作成・追加・削除する