https://www.billionwallet.com > Windows 10 > システム(System) > フォルダのすべてファイルを完全に一括削除する - Windows 10
Windowsエクスプローラ上でフォルダ内の不要なファイルを削除するときに、いちいちファイルを選択せずに、一気にすべてのファイルを完全に削除することができる技を紹介します。
「ごみ箱を空にする」のように、フォルダは削除しないでフォルダ内に存在するファイルだけを完全に削除います。下記のように1任意のフォルダをマウス右クリックし、2フォルダーを空にするをクリックすると、全てのファイルが完全に削除されます。
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以下のレジストリエディターを使用して、右クリックメニュー(context menu）にフォルダーを空にするメニュー項目を追加することができます。
▼ まず、以下のように Windows + Rキーを押して、ファイル名を指定して実行を開きます。テキストボックスに1regeditと入力し、2OKボタンをクリックします。
▼ レジストリエディタの起動を許可するかどうかのユーザーアカウント制御(UAC)画面が表示されます。 1はいボタンをクリックします。
▼ レジストリエディタウィンドウが開きます。まず、現在のログインしているユーザーの場合は、以下のパス(path)まで移動します。
HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell
▼ まず、shellキーのサブキーとしてEmptyを新規作成し、そこに以下の値を新規作成していきます。
値1："Icon"="shell32.dll,-16715"
値2："MUIVerb"="フォルダーを空にする"
値3："Position"="Middle"
▼ フォルダ内のファイルを一度に削除するキー(Key)を作成します。shellキーを1マウス右クリックし、2新規 > キー(K)をクリックして新しいキーを作成します。
▼ 新しいキー＃1の名前を1Emptyに書き換えます。
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▼ 次に、Emptyキーの詳細な値を作成します。shellキーの右ウィンドウの空いている所でマウス右クリックし、1新規 > 文字列値(S)をクリックします。
▼ 新しい値＃1の名前を1Iconに書き換えます。
▼ 次に、1Iconの値をダブルクリックし、値のデータのテキストボックスに2shell32.dll,-16715と入力し、3OKボタンをクリックします。
▼ 上記のような方法で、以下の新しい値のMUIVerbを作成します。この値は、右クリックメニューに表示されるメニュー項目でフォルダーを空にするという表示名となります。
▲ 1「MUIVerb」の値をダブルクリックし、「値のデータ」のテキストボックスに2「フォルダーを空にする」と入力します。
3OKボタンをクリックします。
▼ 上記のフォルダーを空にするメニュー項目を、右クリックメニューのどこに置くかを定める値Positionを作成します。
▲ 1Positionの値をダブルクリックし、値のデータのテキストボックスに2Middleと入力し、3OKボタンをクリックします。
▼ メニュー項目を上に位置させる場合には、1Top、中央位置の場合は 2Middle、右クリックメニューの下に位置させる場合は3Bottomを入力します。
▼ 結果、以下のように3つの値が作成されました。
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▼ 今回は、フォルダ内のファイルをすべて削除するコマンドを実行するキー(Key)を作成します。Emptyキーを1マウス右クリックして、2新規 > キー(K)をクリックして新しいキーを作成します。
▼ 新しいキー＃1の名前を1commandに変えます。
▼ フォルダーを空にするメニュー項目をクリックしたときに、実際にフォルダ内のすべてのファイルを削除するコマンドを設定します。
▲ 1commandの値をダブルクリックし、値のデータのテキストボックスに2以下のコマンドを入力します.
cmd /c title Empty "%1" & (cmd /c echo. & echo 選択されたフォルダ内のすべてのファイルは完全に削除されます。 & echo. & choice /c:yn /m "本当に削除しますか？") & (if errorlevel 2 exit) & (cmd /c rd /s /q "%1" & md "%1")
3OKボタンをクリックします。
▼ 結果、commandキーの値が以下のように作成されました。
結果を確認するために、Windowsエクスプローラを起動し、上記のレジストリエディターで設定した値が正常に動作しているのかを確認してみましょう。Windowsファイルエクスプローラの起動後に、フォルダ内のファイルを削除する1対象となるフォルダーをマウス右クリックし、2フォルダーを空にするをクリックします。
▼ コマンドプロンプトが起動され、下記のようにフォルダ内のファイルが完全に削除されるという警告メッセージとともに、ファイルを削除するかどうかを確認するメッセージが表示されます。はいの場合は、キーボードのYキーを、いいえの場合はNキーを押します。ここではYキーを押してみましょう。
▼ 結果を確認してみましょう。下記のように、1このフォルダは空ですというメッセージとともに、フォルダの中に存在していたファイルがすべて削除されました。
▼ 以下のようにゴミ箱の中身をみますと、何もないことを確認することができます。これで、削除されたファイルがごみ箱に移動せずに完全に削除されていることがわかります。
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